尾木ママ、後手後手の文科省を痛烈批判「学校も家庭も子どもたちもみんな崩壊しますよ」

[ 2020年5月8日 22:25 ]

教育評論家の尾木直樹氏
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 “尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏(73)が8日、自身のブログを更新。新型コロナウイルス感染拡大防止のため学校休校が長期化している中で、文部科学省の今後のビジョンが定まっていないことに対し強く批判した。

 尾木氏はブログの冒頭から“お怒りモード”全開。教育者の1人としてこの状況が許せないのか「(学校)再開後の基本方針を出さないとーー 学校も家庭も肝心の子どもたちもみんな崩壊しますよ」「三月 四月 五月 三か月も休校しておいて四月からの学習課題を家庭に丸投げし しかも、その評価は学校がするーー」「明らかに『禁じ手』そのものーー こえてはならない一線を超えたのです」「家庭を学校の下位に位置付けたことー つまり学校の円の中に同心円で家庭を飲み込んでしまったことです!」とまくし立てた。

 それらを踏まえて、尾木氏は「絶対やってはならない学校と家庭双方の教育力を落とすことになるからですーー」と持論を展開。「授業をしていないのに 家庭の親が犠牲払ってわが子に教えた内容を学校が評価するのですから驚きですーー」と、文部科学省の方針に苦言を呈した。

 尾木氏は「再開して子どもたちの学習、学校生活はどうリードする予定なのか」と、新たな問題が出ることも危惧。「方針ないと夏休みなし運動会もなし 土曜日も授業 七時間目も」「受験日はいつなのか?」と問題は山積みになるとした。

 また、「オンラインで授業受けていた生徒とそうではなかった生徒との学力格差は明らか」と、現段階でも格差が生じていることを示唆。「どう解決するのか!? 1日も早く文科省は方針を出すべきですーー」「そうしないと非人間的な学校生活送らせること 不登校生急増することにもなりかねません」と、文科省に対し早期解決を要求していた。

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