光秀築城の京都・福知山城で小中学生向けサービス開始、市と地元大学がアイデアブック制作

[ 2020年4月13日 19:50 ]

福知山と明智光秀をテーマに小中学生を対象に制作したアイデアブック
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 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で俳優の長谷川博己(43)が演じる主人公・明智光秀が築城した京都・福知山城で13日、新型コロナウイルスの感染拡大で外出できない小中学生向けのサービスが始まった。福知山市が福知山公立大と「明智光秀×福知山IDEABOOK(アイデアブック)♯おうちでつながる編」を制作。市外を問わず郵送するという。

 光秀のイメージや福知山を変えるアイデアを募り、集まった意見は城内の一角やホームページに掲載する。いわば「未来の問題集」と同市は位置づけ、「現代も明智光秀が生きた時代も先の見えない混迷した時代ですが、戦国武将が困難な中にあっても理想を描いたように、今を生きる私たちも力を蓄える期間とできれば」とした。

 昨年度の福知山城入館者は1987年度の4万8000人余りを昨年11月に更新。今年3月9日に10万人を突破した。大河ドラマを誘致できれば経済効果100億円以上とされる中、コロナ禍で福知山城、そして1月に開館したばかりの福知山光秀ミュージアムも現在休館中。次なる一手が求められていた。

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