玉川徹氏 厚労省・医系技官のPCR検査対応に「自分で考えることもできない。人の意見も聞けない」

[ 2020年4月13日 13:47 ]

テレビ朝日の社屋
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 テレビ朝日の玉川徹氏が13日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスのPCR検査に対する厚生労働省の医系技官の対応について言及した。

 番組では、PCR検査の件数が増えない理由について、厚生労働省の医系技官が、件数増は誤判定もある上、陽性でも8割は無症状や軽症のため、軽症者の入院増加での医療崩壊の懸念を示していると解説。これに対し、WHO事務局長上級顧問らがまとめ、600人以上の医師が賛同している提言では、現在のPCR検査の問題点を(1)PCR検査の適用の許可権限が最終的に保健所にある(2)PCR検査を帰国者・接触者外来(指定医療機関)だけで実施――と指摘。改善点として(1)PCR検査の適用を一般の医療機関の医師に判断させる(2)PCR検査を新たな場所で実施――を挙げていると紹介した。

 玉川氏は「保健所はサラリーマンでいえば中間管理職みたいなもの。自分たちでどういうふうにするか決められない。結局、医系技官が中心になった国が決めたことをある種、保健所でもやらざるを得なかったっていう部分がある」と指摘。その上で、「この官僚、医系技官の問題っていうのは非常に大きいんだと僕は思う。今回、お医者さんから提案(提言)があったわけですけど、これも本来は医系技官とかが考えてなきゃいけないわけです、早い段階で。こういうのを考えるのが仕事。これが世界中に例がなくて日本人の中で創意工夫でつくり出せって話じゃなくて、もう3月の間には韓国ではこういうこと(提言にあること)がずっと行われている。世界を見ればケースはいくらでもあったはずなのにいまだにこれができていない。大問題なんですよ」と持論を展開した。

 さらに、PCR検査の問題について「民間の方から提案って言ったって、うちでずっと提案してた。政府はこの番組必ず見てますよ。見てなければツイッターで批判とかしてこないわけだから。見てるんだけど全然反映されていない」とし、「自分で考えることもできない。人の意見も聞けないんだったらどうにもならないじゃないですか」と話した。

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2020年4月13日のニュース