山崎賢人「熱い思い込めた」 映画「キングダム」に原作者が太鼓判「5回泣いた」

[ 2019年3月27日 19:50 ]

映画「キングダム」のワールドプレミアレッドカーペットイベントに登場した(左から)吉沢亮、山崎賢人、長澤まさみ、大沢たかお
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 映画「キングダム」(4月19日公開、監督佐藤信介)のワールドプレミアレッドカーペットイベントが27日、東京港区の六本木ヒルズアリーナで行われ、主演の山崎賢人(24)らが出席した。レッドカーペットに登場した出演者らは集まった700人のファンたちに手を振って大声援に応え、気さくにサインなどに応じた。

 紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信を演じた山崎は「僕にとって大切な作品で熱い思いを込めて撮影に挑ませてもらいました。初めてお客さんに見ていただけるということでわくわくしています。この映画は日本の映画を代表するすごい最新技術もありアクションもあり、本当に面白い映画になっています」と自信を込めた。また、山崎は信の役作りについて「無限の可能性があり、まっすぐな少年なので、気持ちを一番大切にして、ずっと全力でやるのみ」で臨んだという。また「奴隷の少年なので体が細く見えるようにアクションの練習をして痩せていった」と肉体改造の一端を明かした。

 信の幼なじみで親友の漂と中華統一を目指す若き王・えい政(のちの秦の始皇帝)の2役を演じる吉沢亮(25)は「撮影に入る前から熱い思いを持ちながらこの作品に携わってきて、やっと皆さんに見てもらえるのでドキドキしています。中国史とかに詳しくない方でもどんな方が見ても絶対に面白いと思っていただける作品」と紹介した。

 同名原作漫画の著者・原泰久氏は「絶対成功してほしいと思った」ことから、脚本にも参加。試写を見て「5回泣いた」と明かした。佐藤監督は実写ではなかなか表現しづらい「原作の漫画の素朴なタッチ、激しいタッチに込められている思いを映像に表現した。大河ロマンじゃなくて、まったく新しいテイストになるようにした」と原作へのリスペクトを語った。

 撮影は昨年4月から中国でスタート。広大なオープンセットと荒野での馬群の撮影など20日間のロケを敢行。その後、日本各地でも撮影を行ったという。

 イベントの後に行われたワールドプレミア舞台あいさつでは、注目して見てほしいポイントをキャストが紹介。吉沢は「役者たちの目ヂカラ」とし、楊端和を演じた長澤まさみ(31)は「待ってました、という感じで出てくるそれぞれのキャラクターの登場のシーン」、成きょう役の本郷奏多(28)は「美術セットのこだわりがすごい。王室のセットで1億円。玉座だけで何百万円」、昌文君役の高嶋政宏(53)は「ハイセンスなアクション」、騰役の要潤(38)は「馬の数がすごい」など、それぞれが熱量たっぷりに語った。

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2019年3月27日のニュース