粗品、芸人引退危機の過去 窮地救った恩人の言葉と手渡しの20万円

[ 2019年3月27日 08:55 ]

「霜降り明星」粗品
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 お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品(26)が26日放送のTBS「借金、チャラにします」(後11・56)に出演。芸能界引退の危機を救った元先輩芸人の存在を明かした。

 「その方がいなかったら、今の僕は、『霜降り明星』はないというくらい」と、その恩人のへの思いを語った粗品。デビュー後、ピン芸人として頭角を現す中コンビを結成したことに反対する声が多かったが、唯一「めっちゃいいよ」と背中を押してくれたのも、その人だった。

 そして、コンビ結成2年目のこと。「THE MANZAI 2014」の決勝進出へ向け、アルバイトを休業してまでお笑いに集中したものの準決勝敗退。全身全霊をつぎこんだにもかかわらず結果が出なかったことから、お笑いをやめて引退することを決意したという。

 その時「やめたらあかん。売れるのは確定している。あとはいつ売れるかだけや」。そう言って、アルバイトを中断したため苦しい生活を送っていた粗品に生活費20万円を手渡して励ましたのが、お笑いコンビ「ジョニーレオポン」として活動し、2年前に引退した河内慎太郎さん。この日は、粗品が河内さんの元を訪れ、借りていた20万円を返済した。

 「貸したんじゃない。こんなにおもろいやつがなんでアルバイトなんかしてんねんという思いだった」と、粗品の才能を潰したくないという思いからだったという河内さん。粗品も「この借金がなかったら、M-1も獲れてなかった」とあらためて感謝の思いを伝えていた。

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2019年3月27日のニュース