桂文珍「最終日に免疫力が落ちたらどうしようかと思った」

[ 2017年8月24日 19:09 ]

「大阪国際がんセンター」の「わろてまえ劇場」で患者や医師らを爆笑の渦に巻き込んだ桂文珍
Photo By スポニチ

 「笑いとがん医療の実証研究」を進める「大阪国際がんセンター」(大阪市中央区)で24日、「わろてまえ劇場」が開催され、全8回の最終日を落語家・桂文珍(68)が締めくくった。

 「わろてまえ劇場」はがん患者と、がん患者に接する医療関係者を対象に「笑い」の舞台を定期的に鑑賞することが生活の質(QOL)や免疫機能などに与える影響を明らかにする日本初の取り組み。5月18日にスタートし、吉本興業、松竹芸能、米朝事務所に所属する漫才師、落語家が登場。大トリを務めた文珍は、95歳と93歳の老夫婦の絶妙な掛け合いで作られた「憧れのホーム」を演じ、約150人の患者や、医療関係者の笑いを誘った。

 「最終日に免疫力が落ちたらどうしようかと思った」という文珍は「たくさん笑ってもらってた。免疫力も上がったと思う。でも、一番笑ってたのは先生たちでした」とまた、笑わせた。70歳を前に自身も「免疫力が上がったと思う」と感謝の言葉を口にした。

 また、学生時代に落研に所属していたという落語好きの大阪国際がんセンター・左近賢斗病院長も「昔からの文珍さんのファン。笑わせてもらいました。これからも継続してやりたい」と話した。

続きを表示

2017年8月24日のニュース