藤井四段、棋王戦敗退 トップ棋士の豊島八段に

[ 2017年8月24日 20:03 ]

無念さがにじみ出る藤井聡太四段
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 将棋界最多の29連勝を達成した最年少プロ、藤井聡太四段(15)は24日、大阪市の関西将棋会館で指された八大タイトル戦の一つ、棋王戦本戦トーナメントでトップ棋士の豊島将之八段(27)に敗れた。これで今期の同棋戦の敗退が決まった。

 対局は同一局面が4回現れた時点で無勝負となる千日手となった。休憩を挟んで行われた指し直し対局は、藤井四段の後手番。難しい局面が続いたが、最後は相手の正確な指し回しに屈した。

 棋王戦の敗退により、2017年度中にタイトル挑戦、獲得する可能性がなくなった。公式戦の通算成績は38勝4敗。

 中学生プロを破った豊島八段は、トップ棋士の証しとされる名人戦順位戦の最上位A級に在籍。藤井四段が公式戦でA級棋士と対戦するのは、今回が初めてだった。

 次回は9月2日、加古川青流戦で井出隼平四段(26)と対戦する。

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2017年8月24日のニュース