乳がんから復帰のだいたひかる「信じられない」 病気公表後初の公の場

[ 2017年8月1日 15:15 ]

ゲストで登壇しただいたひかる
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 乳がんで闘病中のお笑いタレントのだいたひかる(42)が1日、都内で行われた「ライフネットのがん保険ダブルエール」新商品発表会&対談イベントにゲストとして登壇。だいたは乳がん公表後、初の公の場で、がんの治療や仕事についてトークショーを行った。

 だいたは16年1月に乳がんが発覚、同2月に右胸の全摘手術を受けた。その後、リンパ節への転移も見つかったが、同10月には抗がん剤治療は終了。同12月、テレビ番組で闘病を公表した。現在も3カ月に1回は病院で経過観察の診察を受け、1日1錠のホルモン剤を飲む日々を続けながら、仕事も継続している。不妊治療の合間にたまたま受けた乳がん検診で病気が発覚した。

 「まさかって。家系にもいなかったので安心していて。テロにあったような、もう仕事とかできないんじゃないかと思った。実感もなくて、最初は先生の話がお経を聞いているようでした。痛くも痒くもないのに、確実に乳がんだと言われて。あれよあれよと患者になっていきました」と振り返った。

 診断はステージ2B。「乳がんは辛い決断が多い」としながらも「できればやりたくはないことだったけど、全摘も、抗がん剤も命に関わっているので、命のためだったので、乗り越えられない辛さではなかったなと、今では思う。必要になったら(右胸を)再建しようとは思っているんですけど、まだビキニを着る予定も需要もないのでやっていないです」と笑った。

 こうやって復帰したことに「信じられない」と一言。「1年前の今頃は抗がん剤でひっくり返っていたので。それに比べると、こうやって立って、皆さんの前でお話できるまでに復活したというのは、身体もどこも痛くないですし、胸こそ取りましたけど、それ以外は特に変わりなく過ごせているので、復帰できたんだんという気持ちが嬉しく思っています」としみじみ。仕事への復帰は「R―1ぐらんぷりで優勝した時ぐらい嬉しかった。それ以来のテンションでした。人前に出るって日頃から美容にも気をつけよう思うし、ダラダラもしない」と充実の表情を浮かべた。

 だいたは13年5月にアートディレクターの小泉貴之氏(39)と再婚。「(夫は)私と違って、凄いポジティブな人。がんになっちゃったけど、人間として深みを増している時なんだ!と言ってくれた。(治療の)その場その場で楽しんでくれて、夫が精神的にサポートしてくれて、落ち込まないですんだ。転移とか再発とかも虫歯だと思えばいいって。その都度、治療していけばいい。本当に助けてもらいました」と夫の献身的なサポートに感謝。結婚して4年、病気の治療を経て、「(夫が)ここまで頑張ってくれるとは思わなかった。小さなことから大きな決断まで、家族になったなと。絆が深まったなと思います」と話した。

 現在の体調は「何事もなかったよう。身体もどこも痛くないですし、胸こそ取りましたけど、それ以外は特に変わりなく過ごせている」としただいた。「平凡が一番の幸せだな。痛くないって、それだけで幸せだなと思える。多少の悪口は今だったら許します」と笑わせた。

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2017年8月1日のニュース