俳優の井之上隆志さんが死去、56歳 「渡鬼」「相棒」人気作に出演

[ 2017年3月8日 13:36 ]

「渡る世間は鬼ばかり」の劇中で結成された「渡鬼おやじバンド」(左から)山本コウタロー、村田雄浩、角野卓造、井之上隆志さん、佐藤B作
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 俳優の井之上隆志(いのうえ・たかし)さんが4日午後6時30分に都内の病院で亡くなったことが8日、分かった。所属事務所が発表した。56歳。葬儀は遺族の希望により近親者のみの密葬が執り行われた。後日、お別れの会を行う予定。

 所属事務所の公式サイトでは「病気療養中」だったと説明しているが、詳しい死因は明らかにされていない。

 井之上さんは1960年12月27日生まれ。宮崎県出身。俳優で演出家の中村育二主催の「劇団カクスコ」に創立メンバーとして参加。テレビドラマや舞台を中心に活躍。昨年はWOWOW「コールドケース」、TBS「渡る世間は鬼ばかり」に出演した。

 その他にもテレビ朝日「相棒シーズン14」(15年)TBS「LEADERS」後編(14年)日本テレビ「Woman」(13年)テレビ朝日「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(12年)など人気作で活躍した。

 「渡る世間は鬼ばかり」の劇中では角野卓造らと「渡鬼おやじバンド」を結成。CDデビューも果たした。温厚な中年男性役から冷徹な悪役まで様々なキャラクターを巧みに演じる名バイプレーヤーだった。

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