ノンスタ井上 泣きっぱなし50分 謹慎中酒浸り…相方に救われた

[ 2017年3月8日 05:30 ]

神妙な面持ちで謝罪会見を行った「NON STYLE」 井上裕介
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 昨年12月に乗用車を運転中、タクシーに衝突して逃走したとして、道交法違反容疑などで書類送検され、不起訴処分となったお笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介(37)が7日、都内で会見し「私の不注意と軽率な行動で、被害者はもちろん、たくさんの方々にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と約1分、頭を深く下げて謝罪した。

 事故について「同乗者から“当たったかも。確認した方がいい”と指摘があったが、自分に都合の良いように解釈し離れてしまった。逃げたという意識はありませんでした」と説明し、50分間泣きっぱなしだった。

 仕事復帰は「まだ何も決まっていない」と語った。だが、相方の石田明(37)と来月にも吉本興業の劇場舞台に立つ可能性が高いとみられる。周囲によると、井上と石田は事件前はプライベートでほとんど交流しなかったが、井上の活動自粛中、無料通信アプリ「LINE」でほぼ毎日やりとり。さらに、井上の自宅を石田が訪れ「性根の部分から変えていこうぜ」としっ咤するなど支えた。会見に臨む前も、励ましの言葉をかけた。

 井上は会見で謹慎当初について「食事も喉を通らず、睡眠できない日々が続き、お酒に頼る時期もありました」と明かした。そんな状況を打破したのも石田。「謹慎前から喉の調子が良くなかった。今年に入り“謹慎期間で喉治せよ”と言ってくれたことがきっかけで、お酒に頼ることはなくなった」と目を潤ませた。

 事件の影響で、昨年末のテレビ特番など、約30番組が撮り直しや再編集を余儀なくされた。「迷惑をかけたところ全てにお伺いして謝罪したい」と、井上はおわび行脚の意向を示した。

 テレビ番組の復帰は未定。嗚咽(おえつ)しながら「ファンの方から“ずっと待ってます”とコメントを頂いた。ゼロからスタートしたい」と語った。地道な活動で視聴者に理解を求めていくことになる。

 【井上当て逃げ経過】

 ▼16年12月11日 事故発生

 ▼同12日 世田谷署が井上を任意同行。井上は事情聴取に当て逃げを認める

 ▼同13日 所属事務所が当面の活動自粛を発表

 ▼同14日 井上が被害者のタクシー運転手に直接謝罪

 ▼同16日 相方の石田が会見し謝罪。「井上の人生は俺の人生なので、またゼロからやっていくつもりで頑張っていきたい」

 ▼17年2月1日 世田谷署が道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで井上を書類送検

 ▼同3月6日 東京地検が井上を不起訴処分に

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