優香 2度目の舞台挑戦、三谷氏こだわりの演出は「覚えるのが大変…」

[ 2017年3月7日 17:10 ]

舞台「不信〜彼女が嘘をつく理由〜」初日直前会見に出席した優香
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 女優の優香(36)が7日、東京・西池袋の東京芸術劇場で行われた舞台「不信〜彼女が嘘をつく理由〜」(同所にて7日より上演)の初日直前会見に、段田安則(60)、栗原英雄(51)、戸田恵子(59)、三谷幸喜氏(55)とともに出席した。

 三谷氏が書き下ろした同作は、「嘘(うそ)」からはじまるサスペンス。小さな嘘がさらなる嘘を引き起こし、坂道を転がるように暴走を始めてしまう嘘が巻き起こす悲喜劇。三谷作品2本目にして2度目の舞台出演となる優香は「こんなに素敵なキャストの方がと、三谷さんとご一緒できて幸せな毎日を過ごしています」と笑顔を見せ、「ドキドキしながら毎日を過ごしていますが、シリアスお話なのに(プレビュー公演で)なぜかお客さんが笑ってくれて、お客さんが盛り上がってくれるとこっちもとても気持ちが良くなって、一体感が生まれて“舞台って本当に楽しいな”って思う瞬間がちょっとだけあります(笑)」と吐露。「あとは“大変だな”と思ってやっていますが、長丁場なので体に気を付けて頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

 また、今までやったことがない演出をしたいと思ったという三谷氏は「僕はワンシチュエーションのコメディーが専門で、1回幕が開いたら最後までぶっ通しでやるお芝居を作ってきたのですが、この辺で違うものもやってみたほうがいいんじゃないかという神の声を聞き、今回は2時間の芝居で34幕。コロコロと場面が変わっていきます」と説明し、「(演出家として)こんなに稽古場で悩んだことがないですが、歴史に残る舞台になったのではないかなと思っています」と自信をのぞかせた。さらに映画を見ているようなスピード感で場面転換をしたかったという三谷氏は「何億というお金をかけて稽古場(の舞台の両サイド)にベルトコンベアを仮設置したんですけど、台本ができてみたら一切使うところがなくてカットになりました」とエピソードを明かし、報道陣を沸かせた。

 舞台の両面に客席があり、34幕もある同作について優香は「本当に難しいなと思いながらずっといます」と言い、「まず4人しか出ないのでたくさんのセリフを入れ込むのが大変で、場面転換もいっぱいあるから出口もいっぱいあるので、今どこにいるのかわからなくなってしまって、いろんなことを覚えるのが大変で、未だに出口を間違えたりしてしまいがちなので、2時間集中してやっています」と苦労を明かし、「本当に面白いお話なので頑張りたいです」と気合を入れた。

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