ノンスタ井上 号泣会見、1分間頭下げ謝罪「深くおわびいたします」

[ 2017年3月7日 20:16 ]

神妙な表情で会見する「NON STYLE」井上
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 昨年12月、乗用車を運転中、タクシーに衝突して逃走したとして警視庁に自動車運転処罰法違反(過失致傷)などの疑いで書類送検され、不起訴処分となったお笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介(37)が7日、都内で会見を行った。

 スーツ姿で会見場に現れた井上は「このたびは、お寒い中お集まりたいただき、大変恐縮です。この場を借り、被害者の方におわびさせていただきたい。世間をお騒がせし、ファンの方々や仕事関係の方に多大な迷惑をおかけして深くおわびいたします。申し訳ございませんでした」と神妙な表情で謝罪、約1分間頭を下げた。

 多くの報道陣から質問が寄せられたのが「なぜその場から立ち去ったのか」。事故当時の状況について「少し違和感があったのですが、当たっていたのであれば車を止めて『話し合いましょうか』とタクシーの方が来られるだろうと。『止まらなければ…』とも思いましたが、都合よく考えてしまった」とし「逃げたわけではないです」と説明した。

 その後自宅に戻り、車を見た時にこすれた跡があったことから「大きなことをしてしまった。どうしたらいいのかと思った。動揺した気持ちがいっぱいで、人に相談するということまで頭が回らなかった」と話した。

 被害者に直接おわびする機会を設けてもらい、その際、体のことなどを尋ねたが逆に応援してもらったという。「本当に優しい方で、僕が100%悪いのに涙を流して『早く、劇場やテレビで漫才してください』と言ってくださいました」とその優しさを言葉にしながら、おえつ。「本当に申し訳ないことをしてしまったと、自分自身へのいらだちもありました」と振り返ると、さらに涙を流した。

 井上は昨年12月11日の午後11時45分ごろ、東京都世田谷区内のスタジオで仕事を終え、路上で右側から左側へ車線変更をしようとした際、車の左後部が並走していたタクシーの右前部に接触。井上はそのまま走り去った。タクシーの運転手に軽いケガを負わせたとして先月1日、警視庁世田谷署に書類送検され、東京地検は6日に不起訴処分とした。

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