北島三郎、愛馬の年内引退示唆…ラスト有馬まで「まつり」封印

[ 2017年1月28日 05:30 ]

記念の盾を手に笑顔の北島三郎(左)と美川憲一
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 演歌歌手の北島三郎(80)が27日、愛馬キタサンブラック号の年内引退を示唆した。所属レコード会社「日本クラウン」のヒット賞贈呈式に出席。式典後に取材に応じ「今年でおそらく卒業していくと思う。昨年、取り損なってしまった有馬で優勝したい」と、一昨年3着、昨年2着だった有馬記念を初制覇し、有終の美を飾るビジョンを描いた。

 G1のレース後に表彰式などで代表曲「まつり」を歌うのが恒例となっているが「今年からやめます」と封印宣言。「あまりにも歌いすぎたので有馬までとっておくことにした。年末に1着を獲って歌いたい」とし、悲願達成とともにこん身の歌唱を披露する意向だ。北島は15年10月に菊花賞を制した時に初めて歌って以来、これまで5回、ターフで「まつり」を歌ってきた。

 キタサンブラックは昨年、天皇賞・春、ジャパンカップと2つのG1を制覇し、年度代表馬に初選出された。オーナーの北島は今月30日に都内で授賞式に臨む。今年は海外レース挑戦も視野に入れているだけに、北島がどんな出走プランを描いているのか国内外から関心が集まっている。

 この日の式典は体調がやや優れず、受賞者代表のあいさつも、立ったままでの囲み会見取材も見送った。着席して取材に応じ「本調子じゃないから大事を取っているだけ。大丈夫」と笑顔を見せた。「歌手の先輩で俺の年まで歌えた人はいない。それだけに凄く幸せだと思う。歌で夢や希望を与えていくのが使命」ときっぱり。愛馬の活躍に負けていられないとばかりに「100(歳)までは生きないといけない」と誓った。

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2017年1月28日のニュース