サザエさん&長谷川町子さんの銅像 「サザエさん通り」に登場

[ 2017年1月28日 12:18 ]

 人気漫画「サザエさん」の主人公と作者の故長谷川町子さんの銅像が、ゆかりの地である福岡市早良区の通称「サザエさん通り」沿いに設置され、関係者が28日に開いた式典でお披露目された。銅像は長谷川さんの自伝的エッセー漫画「サザエさんうちあけ話」の表紙絵を基に、サザエさんと長谷川さんが笑顔で立ち話をする姿をかたどった。

 長谷川さんは現在の早良区の海岸を散歩中に、カツオやワカメといったキャラクターの名前を考案したとされる。創立100周年を迎えた地元の学校法人西南学院が記念事業の一環で制作し、市に寄贈した。長谷川さんの銅像は全国初といい、高さ約1・4メートル。西南学院大新図書館前の広場が設置場所になった。

 福岡県の小川洋知事は「これを機にサザエさんを生かした街づくりを進める。長谷川町子さんの作品をより多くの人に読んでもらいたい」と述べた。この日の式典には長谷川町子美術館の川口淳二館長らも出席した。

 早良区は2012年、近くの地下鉄駅前と海岸を結ぶ市道をサザエさん通りと命名した。区の担当者は「地域の方々と協力しながら、これからもサザエさんにちなんだ話題づくりを発信していきたい」と話している。

続きを表示

2017年1月28日のニュース