ディランの文学賞受賞に様々な声、ラサール石井「素直に喜んじゃう」

[ 2016年10月13日 21:24 ]

ボブ・ディラン
Photo By AP

 スウェーデン・アカデミーは13日、2016年のノーベル文学賞を米国のシンガー・ソングライター、ボブ・ディラン(75)に授与すると発表した。これを受けて、ツイッター上では様々なつぶやきが飛び交った。

 事前予想では村上春樹氏(67)が有力だったのだが、ふたを開ければボブ・ディランが受賞。この結果に驚いた声が多い一方で、改めて納得の声も。日本においてもロック好きの間ではディランの詩集は必携で、その詩の世界は楽曲と独立して世界観を形成。1960年代のカウンターカルチャーをけん引した生ける伝説の人物だが、昨年もNHKカルチャーラジオで「文学の世界 ボブ・ディランの世界を読む」講座が開講されるなど、世代を超えてその文学的な詩の世界に関心が集まっていた。

 ツイッター上では「ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞は慶賀の至りだ。平和賞じゃなくて良かったな、と心の底から祝福したい」「いま政治を、特にミレニアルに確実に伝える言葉を持っているのはスポークンワードアーティスト(詩人)やラップミュージシャン」「意表を突かれたけど、いいんじゃないかな」「ボブ・ディランなら、村上さんも喜んでるだろう」など、ほとんど好意的な反応だ。

 また、実はハルキストも納得の選択であることを、作家・評論家の中森明夫氏(56)がつぶやいている。「うわあ、こりゃ参ったな。『風の歌を聞け』も『風に吹かれて』に敗北か? 村上春樹『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』でディラン『激しい雨』が流れるラスト(傑作!)を読み、聴きながら祝杯を上げましょう!」

 また、お笑いタレントのラサール石井(60)は「『こち亀』の秋本先生に菊池寛賞!おめでとうございます!いやあスゴい!そしたらノーベル文学賞がボブ・ディラン!なんだよ、なんかいいな。捨てたもんじゃないな21世紀!素直に喜んじゃうよ。まあ、なんだかんだ言う人もいるかな。関係ないや。とにかくいいニュースだ」と喜んだ。

続きを表示

2016年10月13日のニュース