将棋連盟、追加調査せず 三浦九段ソフト不正疑い「聴取尽くした」

[ 2016年10月13日 17:37 ]

 将棋のトップ棋士、三浦弘行九段(42)が対局中にコンピューターソフトを不正使用した疑いが出ている問題で日本将棋連盟は13日、今後、追加で調査する考えがないことを明らかにした。

 連盟常務理事の島朗九段は「三浦九段を出場停止処分にしており、聴取は尽くした。こちらから連絡するつもりはない」と話した。

 連盟によると、三浦九段は11日の聴取で「疑念を持たれたまま、対局はできない」と休場を申し出たが、期限までに休場届が出されなかった。

 今年12月31日までの出場停止処分を受けている三浦九段は「不正はしていない。今後は弁護士に任せる」と話した。

 三浦九段は、15日に開幕する第29期竜王戦7番勝負で、渡辺明竜王の挑戦者に決まっていた。だが今回、直前に挑戦者が丸山忠久九段に代わる異例の事態となった。

続きを表示

2016年10月13日のニュース