爆笑問題 巨泉さんとの“けんか”に感慨深げ「寂しいですね」

[ 2016年9月5日 20:13 ]

「大橋巨泉さんを偲ぶ会」で囲み取材に応じる爆笑問題

大橋巨泉さんを偲ぶ会

 7月12日に急性呼吸不全で亡くなった大橋巨泉さん(享年82)のお別れの会「大橋巨泉さんを偲ぶ会」が5日、都内のホテルで行われ、お笑いコンビ「爆笑問題」の2人が報道陣の取材に応じた。

 2人が巨泉さんと仕事をするようになったのは「巨泉さんがセミリタイアした後」だといい、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」のゲストとして多数共演した。田中裕二(51)は「春と秋の番組に必ずゲストで出てくださった。何年にもわたってかわいがっていただいた。生放送なんですけど、太田といつも言い合いなんですよ」と笑った。タレントの山口もえ(39)との再婚にも「いい子と結婚したね!とは言われました。何を知ってるのかわからないですけど」と祝福されたことを明かした。

 太田光(51)は「うちの親父は巨泉さんよりちょっと上なんですが、親父は5年ぐらい前に亡くなったんですけど、親父としなかった話を巨泉さんとした。親父の同世代の人としてぶつけたい疑問をぶつけて、それに全部答えてくれた。貴重な存在でしたね。うちの親父とできなかったことを巨泉さんとやれた、ありがたい。寂しいですね」と感慨深げ。「愛川(欽也)さんも亡くなって、永(六輔)さんともそういう話ができて、ほとんどいなくなっちゃって寂しいですね」と寂しそうに話した。

 最後の共演でも、15年春に安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に太田が出席したことに、巨泉さんがかみ付いたという。巨泉さんが安倍政権に反対していたことから、ノコノコ、花見に行きやがって!と散々怒られた。俺は、巨泉さんのイヤだから会わないっていう態度はどうなんだ!と。結論は出なかったですけどね。結局、ケンカ別れですよ!」と苦笑い。そんな2人をいつも見守った田中は「巨泉さんもプロなのでちゃんとわかっているのもわかる。根っこは一緒になので、方法論が違うだけ。巨泉さんは太田を信頼してくださったのがわかったから毎回面白かった。口調も親子のケンカみたいになってくるので、楽しかったです」と振り返った。

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