高橋克典 人生初の生吹き替えに悪戦苦闘「はめられている気分に…」

[ 2016年9月5日 20:34 ]

キネコ映画祭2016の会見で生吹き替えに挑戦する(左から)戸田恵子、中山秀征、高橋克典

 俳優の高橋克典(51)が、「キネコ国際映画祭2016&TIFF」(11月2~6日、東京・109シネマズ二子玉川ほか)のスペシャルサポーターに就任し5日、都内で行われた記者発表に出席した。

 昨年まで「キンダー・フィルム・フェスティバル」として開催されていた、世界各国の子供向け映画が集う祭典で、24回目となる今年から東京国際映画祭(TIFF)との共催となり名称変更。高橋は、昨年の映画祭に子供を連れて訪れ「ラインアップが面白いし、僕たちが子供の頃はできなかったいろんな国の文化と触れ合える機会。興味を持って、微力ながら応援したくなった」とサポーター就任を直訴した。

 早速、ジェネラル・ディレクターを務める戸田恵子(58)、プログラミング・ディレクターの中山秀征(49)とともに、同映画祭の特色である外国映画の上映時に生で日本語吹き替えを行う「ライブ・シネマ」に挑戦。「今までにないくらい、台本に書き込みをして練習した。人のタイミングや呼吸でしゃべらなければいけない、ものすごく繊細な作業」と勝手の違いに苦戦した様子だ。

 この日はクロージング作品の韓国映画「犬どろぼう完全計画」のわずか3分ほどのシーンだったが、同作は110分の長編で「なし崩し的にはめられている気分。(戸田が声優を務める)アンパンマンを見て勉強します」と神妙な面持ち。戸田は、「お金を頂く仕事より集中して勉強している。時間は要すると思うけれど、その人になりきって出ていないシーンでも気持ちを保つことが大事」とアドバイスしていた。

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