寺尾聰「仰げば尊し」視聴率10・6% 最終回前に2桁再浮上

[ 2016年9月5日 11:35 ]

TBS日曜劇場「仰げば尊し」の舞台あいさつに登場した(左から)太賀、石井杏奈、村上虹郎、多部未華子、寺尾聰、真剣佑、北村匠海、佐野岳

 俳優で歌手の寺尾聰(69)が主演するTBS日曜劇場「仰げば尊し」(日曜後9・00の第7話が4日に放送され、平均視聴率は10・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが5日、分かった。

 初回11・4%、第2話11・7%も、第3話、第4話ともに9・9%、第5話9・3%、第6話9・3%と下降したが、第7話で10・6%と11日の最終回を前に2桁に再浮上した。

 寺尾演じる熱血教師・樋熊迎一(こういち)が荒廃した高校の弱小吹奏楽部を立て直し“音楽の甲子園”を目指すストーリー。不良の生徒に殴られ、親に非難されるなど悩める日々でも、諦めず真正面から生徒にぶつかっていく。

 不良生徒を演じるのは、映画「ちはやふる」でブレークした真剣佑(19)をはじめ、映画初出演となった「2つ目の窓」で主演するなど注目を集める村上虹郎(19)、日本テレビ「ゆとりですがなにか」で存在感を発揮した「DISH//」の北村匠海(18)に太賀(23)、テレビ朝日「仮面ライダー鎧武/ガイム」主演の佐野岳(24)。「第58回ブルーリボン賞」で新人賞を受賞したE―girlsの石井杏奈(18)も吹奏楽部の部長役を務めるなど次代のスター候補が集結し注目を集めている。

 第7話は、「全国吹奏楽コンクール」の地区予選大会が始まり、樋熊(寺尾聰)と美崎高校吹奏楽部による渾身の美崎サウンドが会場に響き渡る。審査の結果、美崎高校吹奏楽部は全国への第一関門となる県大会出場の切符を手に入れた。青島(村上虹郎)や高杢(太賀)、桑田(佐野岳)ら歓喜に沸く部員たちに加え、渚(石井杏奈)や井川(健太郎)の家族たちも惜しみない拍手で健闘を称えた。その喜びもつかの間、病院で診察を受けた樋熊は、担当医の御堂(霧島れいか)から腫瘍が転移している可能性があると告げられる。それでも生徒たちを想い、手術を拒む樋熊の気持ちを察した奈津紀(多部未華子)は、予選突破を祝う打ち上げの場で、樋熊が癌手術を受けるため県大会に出られないことを告げ、代わりに奈津紀が指揮を執ると宣言する…という展開だった。

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2016年9月5日のニュース