内場勝則ら“吉本新悲劇”結成、13日公開「マクベス」で応援隊

[ 2016年5月2日 17:57 ]

映画「マクベス」応援隊“吉本新悲劇”を結成した(左から)高井俊彦、未知やすえ、内場勝則、池乃めだか、酒井藍

 “吉本新悲劇”結成だ。シェークスピア没後400年の今年、吉本興業が初の海外配給作品として、40年ぶりに映画化されたシェークスピアの「マクベス」を13日から公開する。その応援隊として2日、JR大阪駅・大阪ステーションシティ「時空(とき)の広場」で吉本新喜劇の5人が“吉本新悲劇”の結成イベントを行った。

 座長・内場勝則(55)がマクベス役、未知やすえ(52)がマクベス夫人役と夫婦で登場。池乃めだか(72)、高井俊彦(40)、酒井藍(29)の3人が魔女役で参加した。

 内場は映画「マクベス」を観賞し「人間の5欲がそこまで行くものかと。人間の怖い面を見た」と感想。高井が「よく当たると評判」という占い芸人・アポロン山崎の鑑定結果を持参して内場と未知の夫婦関係を紹介。「内場さんは(未知は)昔は可愛かったのに、今はガンコな女になったもんやなと思ってる」と高井が読み上げると、未知がブチ切れ。「ホンマに怒ってるで。ワシのことどう思っとるんや?目、見て言えや」と新喜劇でよく聞かれる鬼のような口調でまくし立て、最後は「あー、怖かった」とずっこけるいつものパターンで会場を笑わせた。

 なんばグランド花月でも3日から「マクベスの映画を作る」という新喜劇を披露。内場が映画監督を務めるなど「マクベス」の喜劇版?に挑戦する。

 「マクベス」はウィリアム・シェークスピアが?世紀初頭に書いた戯曲で、勇猛果敢ではあるが小心な将軍マクベスが夫人と謀って主君を倒して王位を奪取。だが、重圧から自ら錯乱して暴政を行い、貴族らの復しゅうに倒れるというあらすじ。スコットランド王マクベス(在位1040~1057年)がモデルだ。「ハムレット」「オセロー」「リア王」と並ぶシェークスピアの四大悲劇の1つで、その中では最も短い作品だ。

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2016年5月2日のニュース