首相出演の「ワイドナショー」放送 政治家に向いているのは指原

[ 2016年5月2日 05:30 ]

フジテレビ「ワイドナショー」に出演した安倍晋三首相

 フジテレビのバラエティー番組「ワイドナショー」は1日、熊本地震の影響で放送を見送っていた安倍晋三首相の出演回をオンエアした。4月14日夕方に収録され、同17日の放送予定だったが、地震により報道特別番組に切り替わっていた。

 ダウンタウンの松本人志(52)、東野幸治(48)、HKT48の指原莉乃(23)らに迎えられスタジオ入り。国会でのヤジについて、東野から「首相は“いらち(関西弁で短気)”では?」と指摘され「あれは独り言」としゃれっ気たっぷりに弁解。共演者の中で、首相の隣に座った指原が政治家に向いているとし「言いたい放題言っているようだが、決して越えてはいけないところは越えない」と口調も滑らかだった。

 永田町関係者は「指原さんとのやりとりなど若者へ親しみを抱かせる狙いがみえる内容だった。選挙権年齢が18歳に引き下げられる参院選前に若者へいいアピールになったのではないか」と指摘した。元々は4月24日の衆院北海道5区補欠選挙や今夏の参院選を見据えての出演。自民党関係者によると、地震で一度はお蔵入りしかけたが、フジ側の意向で放送されることになったという。

 首相は1日、フェイスブックに、移動の車中で番組を視聴した写真を掲載。その後、欧州ロシア歴訪へ政府専用機で羽田空港から出発した。三重県で今月26、27両日に開く主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を成功に導くために地ならしを図る狙いだ。

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2016年5月2日のニュース