ピース又吉に紅白審査員オファー「今年の顔の一人」

[ 2015年11月24日 08:45 ]

今年の紅白歌合戦に審査員としてオファーを受けた「ピース」の又吉直樹

 NHKが小説「火花」で芥川賞を受賞したお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹(35)に、大みそかの紅白歌合戦の審査員をオファーしていることが23日、分かった。

 審査員は各分野からその年に活躍した人を中心に選ばれるのが恒例。お笑いタレント初の芥川賞作家となり、単行本の発行部数は239万部を突破、不況といわれる出版界に大フィーバーを巻き起こした又吉に白羽の矢を立てた。

 NHK関係者は「今年の顔の一人。会場を盛り上げてほしい」と期待。又吉と親交のある放送作家は「一生に一度の機会でしょうし、光栄なこと。芥川賞の贈呈式と同じくらい緊張するのでは」と話しており、本人にとっても国民的番組での大役とあって出演する方向で検討しているという。

 又吉は芥川賞受賞後、テレビやCMに引っ張りだこ。「火花」は動画配信最大手「ネットフリックス」がドラマ化し来年配信されることが決まり、新語・流行語大賞の候補にもなっている。

 NHKの番組に縁もあり、不定期放送のバラエティー「おやすみ日本 眠いいね!」などに出演。Eテレ「オイコノミア」ではレギュラーを務めている。

 紅白では、相方の綾部祐二(37)も審査員とは別の形で出演する可能性もありそうだ。

 審査員は例年10人ほどで、12月下旬に発表される。翌年の大河ドラマの主演者が務めるのは恒例のため、来年の「真田丸」に主演する俳優の堺雅人(42)と脚本の三谷幸喜氏(54)は確実視される。

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2015年11月24日のニュース