榎木孝明“30日間不食本”出版 10キロ減から7キロ戻し健康維持

[ 2015年11月24日 19:15 ]

書籍「30日間、食べることやめてみました」刊行記念トーク&サイン会を行った榎木孝明

 俳優の榎木孝明(59)が24日、都内で書籍「30日間、食べることやめてみました」(マキノ出版)の刊行記念トーク&サイン会を行った。

 今年5月に30日間“不食”を続け話題となったが、そもそも不食を行ったキッカケについて榎木は「時代劇などに入るときに3日~1週間は食べないことがあって、そのときは逆に集中力が高まったり、体が快活になったりと、悪いことがなにも起きなかったので、いつかちゃんと期間を増やしてやってみたいと、何年も前から思っていました」と明かし、「ちゃんとした検証もしたかったので、病院の1室を借りまして、仕事を普通にやりながら、夜はそこで寝ていました。基本、水だけでしたが、途中で血糖値が下がった時期があったので、先生のアドバイスで塩飴とブドウ糖のかけらを口にしました」と回顧した。

 また体重については「最初の予測では20キロくらい減ることを覚悟していましたが、現実には2週間ちょっと経った時点で10キロ減って、あとは最後まで一定でした。81キロから70キロちょっとでしたね」と語り、現在は7キロ戻して77キロをキープしているという。

 体の調子については、現状、悪いことは何一つ起きていないそうで、「やっていたときには腰痛や膝の痛みは消えていましたが、食べ始めたら出てきました。相関関係がわからないのですが、下世話な話、痔(じ)が治ったり、尿漏れがなくなったり、抜け毛が止まって髪の毛が太くなりましたね」と告白し、「デトックスされて体が1度リセットされるような気はしますね」と感想を語った。

 同書は、「30日間、食べずに生活する」という世間を騒然とさせた試みを書籍化したもので、健康のためでもなければダイエットのためでもなく、“常識”という枠から飛び出して無限の可能性を生きるために訪れた「不食の世界」を活写する。同書を通じて伝えたいことを聞かれると「人間の常識は、逆に人間を小さくしているという持論をずっと持っているんですけど、その常識の枠を外したときにどういうことが起きるのか、いろいろと挑戦したいとずっと思っているので、この本を通じて伝えたいです」と語った。

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