テレ朝、ヘリウムガス事故で番組プロデューサーら処分

[ 2015年11月24日 20:08 ]

 ヘリウムガスを使った番組収録中に女性アイドルグループ「3B junior(スリービージュニア)」のメンバーが意識を失って入院した事故で、テレビ朝日が事故当時の番組プロデューサーらを懲戒処分していたことが24日、分かった。処分は10月26日付で決定したが公表していなかった。

 テレ朝によると、番組プロデューサーを当時務めていた総合ビジネス局の社員を戒告、その上司だった同局デジタル事業センター長をけん責にした。

 また角南源五常務取締役ら2人が報酬の5%(1カ月分)を自主返上することも決まった。

 事故は1月、東京・六本木でBS朝日のバラエティー番組「3B juniorの星くず商事」の収録中、ヘリウムガスを使って声を変えるゲームをした際に起きた。

 テレ朝は3月に番組の打ち切りを発表、9月に「スタッフが予見することは困難だったが、当社として真摯に反省し、責任を負うべきだ」とする検証結果を発表していた。倒れたメンバーは体調が回復し、既に芸能活動を再開しているという。

続きを表示

2015年11月24日のニュース