NHK来春朝ドラヒロインは高畑充希 「とと姉ちゃん」で昭和生き抜く

[ 2015年8月31日 16:00 ]

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」ヒロイン発表会見に出席した高畑充希

 来年4月スタートのNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜、前8・00)のヒロインに女優高畑充希(23)が決まり31日、同局から発表された。

 ヒロインはオーディションにより選考され2564人の中から高畑に決定した。

 会見に臨んだ高畑は「普段からおじさんくさいって言われることが多くて、自分では“オヤジヒロイン”って聞いた時にビビッときた。親にも役作りはいらないね、って言われました。『ごちそうさん』では妹役だったので、いろんな人に年下としてかわいがってもらって、楽しく駆け抜けた思い出がある。今回が父親であり、お姉ちゃんであるので、お姉ちゃん風を吹かせて頑張りたい」と意気込みを示した。

 さらに「決まった時はポカンとしていた。いまだにふわふわした感じで。今から戦に向かうような兵士の気持ち」と決定を知った時の気持ちを明かし、「一度、ヒロインの背中を見ていたので、大変さも見ていたけど、いいこともいっぱい見ているので、想像もつかないですけど、今はワクワクが大きい。長いので健康診断を受けようと思っています」と長丁場となる撮影を見据えた。

 そして「親は喜んでくれたけど、心配もしていました。今回はヒロインなので、背負って立つ人なので、心配なこともあるみたいで…その心配がなかったことになるぐらい面白いドラマにしたい」と覚悟を表した。

 「とと姉ちゃん」は静岡・遠州、東京・深川を舞台に、12歳で父親を亡くしたヒロインが母親と妹2人を「父(とと)」代わりになって養っていく物語。“昭和のオヤジヒロイン”小橋常子(こはしつねこ)が、女ばかりの4人家族の中で、昭和を生き抜く姿を描く朝ドラ第94作。時代は終戦直後から高度経済成長期にかけてで、一世を風靡(ふうび)した生活総合誌「暮しの手帖」の創業者たちの軌跡がモチーフ。

 脚本は同局のドラマ「実験刑事トトリ」シリーズなどを手掛けた西田征史氏(40)が担当する。

 高畑は2013年後期のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」に出演。ヒロインを演じた杏(29)の義理の妹役を好演、劇中での歌唱も高評価を得たほか映画、舞台ドラマ、CMなど多くの作品に出演している。

 ◆高畑 充希(たかはた・みつき)1991年(平3)12月14日、大阪府生まれ。中学2年生だった05年、ホリプロが45周年を記念し主催した「山口百恵トリビュート・ミュージカル」主演に、9621人の中から選ばれ女優デビュー。歌手としても活躍。代表作はミュージカル「ピーターパン」、舞台「奇跡の人」「美男ですね」、ドラマ「ごちそうさん」「軍師官兵衛」「問題のあるレストラン」、映画「女子ーズ」「アオハライド」「バンクーバーの朝日」など多数出演。

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