小川菜摘　父急死も気丈「仕事をしっかりする姿が一番喜んでくれる」

舞台「『ねじこみ』～消える命が入る音～」制作発表会見に出席した小川菜摘

　タレントの小川菜摘（５２）が３１日、都内で行われた舞台「『ねじこみ』～消える命が入る音～」の製作発表会見に、タレントのＹＯＵ（５１）、井並テン（３８）、作・演出のマンボウやしろ（３９）とともに出席。今月２３日に父が急性心筋梗塞で急逝したが、「私が仕事をしっかりする姿が一番喜んでくれると思うので頑張ります」と悲しみをこらえて語った。

　今月２６日、ブログで悲しみの報告をし「突然過ぎてまだ気持ちがついていかず実感がありません」とつづっていた小川。この日、気持ちの整理がついたかと聞かれると「整理はなかなかつけられるものではないですけど、父もミュージシャンをやっていて表に出ている人だったので、私が仕事をしっかりする姿が一番喜んでくれると思うので、頑張ります」と気丈に振る舞った。

　同舞台に挑む意気込みについて小川は「１０年前に友人と覚せい剤をやり、家族から絶縁され、借金まみれという役なので、ものすごくパワーが要りますね。台本を読むだけでも疲れちゃう、生命力のある役なので、早くセリフをいれてお稽古に行きたいです」と意気込んだが、「セリフの量が尋常じゃなく、私も５０を過ぎて物覚えが相当悪くなっているので、頑張ってセリフを覚えたいと思います」と作・演出のやしろに恨み節を口にした。

　一方、小川の妹役を演じるＹＯＵは「菜摘さんにお誘いいただいて、メンバーを聞いて楽しそうだなと思いまして『やりたいです！』と言ってしまったことを、何日か前に本をいただきまして、“失敗したな…”と（笑）」と吐露し、「降板は早めに（発表したい）」と冗談を言って報道陣を沸かせた。

　なお、夫でお笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功（５２）は同舞台を見に来るか聞かれると、小川は「ＹＯＵさんが連絡してくれると思います。いつもスケジュールが空けば私の舞台を見に来てくれるので、見に来てくれると思います。緊張するので嫌なんですけどね」と笑顔を見せ、後輩のやしろは「演出なので、公演中は劇場をウロウロとしていると思うので、事前に聞いておいたら、劇場の隅で小さくなってます」と戦々恐々としていた。

　同舞台は、小川とＹＯＵが演じる疎遠になっていた姉妹の再会を機に、発覚する衝撃な出来事を描く。９月２２～２６日に神保町花月にて上演。