栩内香澄美被告が供述変更「第三者はASKA」

[ 2014年9月9日 18:11 ]

 歌手ASKA(本名宮崎重明)被告(56)の知人で、覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた栩内香澄美被告(37)の第2回公判が9日、東京地裁であり、被告は初公判で「第三者が覚せい剤を何らかの方法で私に使用した」としていた供述を変更し「第三者とは宮崎さんだ」とあらためて無罪を主張した。

 栩内被告は公判で「著名な芸能人の名前を出すと報道が過熱すると思った」と供述。ASKA被告は8月末、自身の初公判で「一緒に薬物を使ったり、知らないうちに使ったり(使用させたり)したことはない」と述べており、主張は食い違っている。

 栩内被告の弁護側は「被告の周囲で違法薬物を使用していたのはASKA被告だけ。ASKA被告が栩内被告に睡眠導入剤を服用させ、寝ているうちに使用させた可能性がある」と補足した。

 栩内被告は7月の初公判でASKA被告の汗が髪に付き、そこから覚せい剤の成分が検出された可能性があるとも主張していた。この日の公判には、毛髪鑑定を担当した警視庁の係官が出廷して「汗に含まれる覚せい剤の成分はごく微量で、(鑑定した)髪は十分洗浄しており、汚染は考えられない」と述べた。

 栩内被告は東京都港区の自宅マンションで少量の覚せい剤を所持した疑いでASKA被告と共に逮捕された後、都内などで覚せい剤を使用したとして起訴された。

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2014年9月9日のニュース