巨人・杉内コーチ「1点で抑えられていたら分かんなかった」 井上の初回4失点悔やむ 今後は中継ぎへ

[ 2024年4月20日 17:58 ]

セ・リーグ   巨人2―6広島 ( 2024年4月20日    マツダ )

<広・巨>初回、4点を失った井上(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 巨人の5年目左腕・井上温大投手(22)が20日の広島戦(マツダ)で今季初先発登板。初回いきなり4点先制を許して4回5安打4失点で降板し、初勝利を挙げた2022年9月23日の中日戦(バンテリンD)以来575日ぶりとなるプロ2勝目を逃して今季2敗目を喫した。

 試合後、杉内俊哉投手チーフコーチ(43)は「取られるなら初回かなと若干思ってたんですよね」とし、「立ち上がり、狙われるんじゃないかなと思ってたんですけど、あそこで会沢くんのところ、なんとか粘っていればね、1点であそこ切り抜けれてるから。あの辺をどう粘れるかですね」と初回2死満塁から上本の投手強襲安打で1点先制を許したあと、会沢に左中間へ走者一掃となる3点適時二塁打を打たれた場面を悔やんだ。

 この日は、12日の広島戦(東京D)以来7試合ぶりのスタメンマスクとなった大城卓とのバッテリーだったが、初回の入り方について「真っすぐ、真っすぐいって打たれてるから、変化球をいつでもカウント取れるようにしておくとか、その辺の最低限の技術は必要かなというのありますけど。あそこ1点で抑えられていたら今日の試合も分かんなかったんで」と反省を促した。

 それでも2回から4回までの3イニングは1人の走者も許さない完全投球。「抑えられるだけの力は持っているんでしょうから、あの初回の立ち上がりをどうするか。まあ難しいんでね、先発ピッチャーの立ち上がりは」と杉内コーチ。

 井上について、今後は中継ぎに戻るのかと問われると「そうですね」と認め、「次は監督と相談して先発は決めますけど」と話していた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月20日のニュース