阪神・木浪、満塁男の極意「“なぜか打てる”という気持ちで打席に」本領の先制V打

[ 2024年4月20日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7-0中日 ( 2024年4月19日    甲子園 )

<神・中>2回、木浪は先制打を放つ(投手・メヒア)(撮影・大森 寛明)
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 阪神・木浪が、今年も“満塁男”を襲名だ。2回1死満塁で先制、そして決勝となる右前打。チームの今季最多タイ7得点の口火を切った。昨年のレギュラーシーズンは満塁機で18打数8安打、1本塁打、19打点で打率・444。今年初の満塁機でも勝負強さを発揮した。

 「満塁はたまたまなんですけど、“なぜか打てる”という気持ちで打席に向かっています」

 相手先発のメヒアに対しても2打数1安打で通算9打数4安打となり、こちらの相性も継続だ。勝利投手の青柳と並んだお立ち台で「青柳さんがネクストにいると自然と打てる」と笑った。昨年7月11日のDeNA戦(倉敷)でも3回に中越えに走者一掃の3点二塁打を放ち、青柳といっしょにヒーローインタビューを受けたことを思い出していた。

 「きょうは1死満塁で回ってきたので、自分で決めるのではなく1点でも2点でも取って、後ろの青柳さんにつなぐ気持ちでいきました」。6回には右中間二塁打。8回にも四球を選んで3度出塁して勝利に貢献した。青柳と2人で浴びた満員4万2594人の大歓声は最高に気持ちよかった。(畑野 理之)

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