巨人・菅野智之が2戦13イニング0封で開幕連勝「今日は誠司がうまくリードしてくれました。感謝です」

[ 2024年4月11日 21:40 ]

セ・リーグ   巨人5―0ヤクルト ( 2024年4月11日    神宮 )

<ヤ・巨>6回、サンタナを三振に仕留め雄叫びを上げる菅野(撮影・尾崎 有希)
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 巨人が「スガコバ」で今季初の3連勝!小林誠司捕手(34)が11日、ヤクルト戦(神宮)に「7番・捕手」で先発出場。0―0の6回に待望の今季初安打となる先制打を放った。投げては菅野智之投手(34)が6回100球を投げ3安打4奪三振2四球無失点の力投で今季2勝目。小林の決勝打で菅野が勝利するのは、2021年9月12日の広島戦(マツダ)以来3年ぶりとなった。

 「1点もやれない展開だったので少し窮屈な投球になりましたが、その中でも無失点で抑えられたのは良かったです。細かいコントロールがまだまだだったので、次の試合はしっかり投げ切れるようにまた調整していきます。今日は誠司がうまくリードしてくれました。感謝です」

 0―0の6回。ベンチ前でキャッチボールをしていた菅野が、何度も何度もグラブを叩きガッツポーズを見せた。

 4日の今季初登板となった中日戦(バンテリンD)で今季初勝利、プロ通算122勝目を挙げた菅野は、この日も初回からキレのある直球と変化球を小林のミットに投げ込み5回まで3安打無失点の快投。そして欲しかった援護点を小林が叩き出してくれた。

 0―0の6回だった。先頭の岡本和が空振り三振、続く坂本が中飛に倒れた後だった。6番・佐々木が四球を選び出塁すると、打席には小林。佐々木が盗塁に成功すると、相手先発左腕・高橋奎二が投じた3球目、内角寄りの直球を詰まりながらも左前へ。二走・佐々木は一気にホームにヘッドスライディングし先制点をもぎ取った。佐々木はベースを叩き歓喜。2022年9月7日のDeNA戦(東京D)以来、自身2年ぶりとなる適時打に小林は一塁ベース上で爽やかな笑みを浮かべて両腕を上げガッツポーズを見せた。

 小林の582日ぶり打点となる先制打を受けて上がった6回のマウンドはオスナを三ゴロ、村上とサンタナを三振に斬り、最後は雄叫びを挙げベンチに引き揚げた。

 菅野は100球を投げた6回でお役御免。7回には2番手でマウンドに上がった中川が1死一、二塁のピンチを招くも、バルドナードが火消し。8回は西舘が圧巻の3者凡退斬りを見せ、5点リードとなった9回はケラーが締め今季チーム6勝目を挙げた。

 ▼小林 打ったのはカットボール、(菅野)智之が頑張っているので、何とかしたかったので泥くさくいきました。智之を援護できて良かったです。

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