ヤクルトが見せ場なく巨人に完敗…主砲も不発で今季初の零敗 高津監督「村上だけで点を取るわけではない」

[ 2024年4月11日 22:10 ]

セ・リーグ   ヤクルト0―5巨人 ( 2024年4月11日    神宮 )

<ヤ・巨>引き揚げる高津監督(撮影・尾崎 有希)
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 ヤクルトが本拠地で巨人に完敗した。今季初勝利を目指す先発・高橋奎は5回まで無失点に抑えていたが、6回に四球をきっかけに2死二塁のピンチを招くと、小林に先制の左前適時打を浴びた。それでも6回4安打1失点と最少失点で先発の役目は果たした。ただ、救援陣が踏ん張れず。8回に木沢が1失点、9回には宮川が3点を失って突き放された。

 一方の打線は相手投手陣を攻略できなかった。先発・菅野に6回まで3安打無得点に抑えられ、この試合で先頭打者が唯一出塁した7回も1死一、二塁のチャンスで決定打が出ず。最後まで三塁すら踏めずに4安打無得点で今季初の零敗を喫した。

 9日の巨人戦(鹿児島)は13残塁で1得点に終わり、このカードは2戦で計1得点。これには高津監督も「2試合で1点しか取れないわけですから。向こうのピッチャーもいいんですけど、こちらの打線もここというところで一本欲しいなというところが正直なところですね」と険しい表情だった。

 打線の軸を担う村上は3打数無安打1四球で、これで開幕から45打席連続でノーアーチとトンネルを抜けられずにいる。主砲の状態がなかなか上がってこないことについて指揮官は「彼が打てば点になるというのは間違いないと思います。でも、彼だけで点を取るわけでもないので。他で何とかしないといけない。今は(山田)哲人もいないですし、下位からのつながりというのもなかなかうまくいってないですね」と指摘した。

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