阪神・漆原 自己最長タイ3回零封「自分のピッチングができた」早期登板も虎デビューから3戦連続無失点

[ 2024年4月11日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2-6広島 ( 2024年4月10日    甲子園 )

<神・広>5回、力投する漆原(撮影・岸 良祐)
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 阪神・漆原が、虎デビュー戦から3試合連続無失点だ。伊藤将の早期降板という、予期せぬ形での出番にも冷静だった。昨オフに現役ドラフトでオリックスから加入した右腕は、0―6の3回に2番手で登板。23年10月1日楽天戦以来で自己最長タイの3イニングを投げ、1安打無失点に封じた。

 「自分のピッチングができた。いいボールの割合をもっと増やしていけたら」

 3回先頭の5番・秋山を最後はフォークで3球三振に仕留めると、上本は直球で遊ゴロ、会沢はカットボールで右飛と3者凡退。許した安打は5回の4番・堂林による中前打のみだった。

 春季キャンプ初日の2月1日は、新天地の濃密な一日に右往左往。「いつ、お昼ご飯を食べていいのか、分からなかったんですよ」。昨季まで阪神に所属した小林慶祐(現オイシックス新潟)に事前情報を聞いていたものの、戸惑った。黙々と練習し、気づけば午後2時。仲間がとっくに済ませた昼食を1人で味わい、タテジマ人生が始まった。そんな第一歩も今や笑い話だ。

 「まずは一試合ずつ目先の試合を抑えることだけをやっていきたい」。ロングリリーフができる救援陣の1人として頼れる存在になった。(杉原 瑠夏)

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