上沢直之「メジャーで投げないとしょうがない。早く投げれるように」Rソックス傘下で初先発5回3失点

[ 2024年4月11日 11:43 ]

移籍後初登板を終えた上沢直之(撮影・杉浦 大介通信員)
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 レッドソックス傘下の3Aウースターに所属する上沢直之投手(30)が10日(日本時間11日)、ニューヨーク州シラキュースで行われた敵地での3A戦に初先発。メッツ傘下のシラキュース・メッツを相手に5回を投げて4安打3失点(自責点3)1四球5三振1本塁打だった。

 初回に1番のアクーニャに右中間三塁打、3番のビエントスに右越え2ランを浴びて打者3人で2点を失ったものの、以降は安定。最速91マイルの速球と渡米後に磨きをかけたスプリットで三振を奪うなど、2回以降は2安打を打たれたのみだった。79球中52球がストライクと制球もよく、今後に期待を持たせる内容だった。

 オフにレイズとマイナー契約を結んだ上沢は今春、レイズのキャンプに参加。オープン戦4試合で防御率13・03と結果を残せず、開幕メジャー入りは叶わなかったが、3月下旬に他球団からメジャー契約のオファーを待つオプションを選択。そこで獲得に名乗りを挙げたレッドソックス入りし、傘下の3Aに合流していた。

 試合後、上沢は「立ち上がり、あんまりよくない失点などしましたけれど、その後、色々コーチから指示されているような配球の割合とかを実戦しながらできたので、その点は良かったかなと思います」とうなずいた。

 レッドソックスへの移籍に「レイズにようやく慣れてきたなってところでそういうことになった。でも僕を必要として取ってもらってるのはすごく嬉しかったですし、まだこっちに来て間もないですけど、流れとかをしっかり早く掴めるようにやっていきたいなと思います」と意気込んだ。

 そして「やっぱりメジャーの舞台で投げることを目標に日本から来ているし、そこで投げないとしょうがないいんで、早く投げれるように頑張りたいなと思います」と語った。(ニューヨーク州シラキュース・杉浦大介通信員)

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