中日・高橋宏がフォーム再修正を決断 今春も「由伸フォーム」を封印

[ 2024年2月16日 18:00 ]

中日・高橋宏
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 中日の高橋宏斗投手(21)が16日、投球フォームの再修正を決断した。シート打撃で先頭打者に4球連続ボールとなるなど制球が定まらず、打者13人に4安打。登板後に、オフから取り組んできた山本由伸(ドジャース)に似た左足をあまり上げないフォームから、足を上げる形に戻すことを明かした。

 「右打者にシュートするのが目立つので。下半身が行っているのに上半身が間に合っていない。どうやったら合うかと考えて、その一つとしてもう一回足を上げて投げてもいいんじゃないかと」

 登板後に大塚投手コーチとともにスコアラー室に1時間近くこもり、今春キャンプだけでなく、昨年や高校時代の投球映像もチェック。出した結論が「由伸フォーム」の封印だった。

 「僕だけじゃなく、見ていた人全員が“良くない方向に行っているかな”と、たぶん思っていると思う。足を上げたことが僕的には大事件じゃない。去年もやっていましたし、見た目がだいぶ変わるだけで、それぐらいの工夫は投手はみんなやっているんで」

 映像チェック後は、ブルペンで同期の松木平を相手に足を上げるフォームで軽めに約20球を投げ「松木平がいろいろアドバイスをくれたので。松木平に感謝です、今日だけ」と笑顔。昨春もキャンプイン直後に立浪監督の指摘で足を上げるフォームに戻した経緯があるが、いずれも向上心の表れでもある。指揮官は「若いけど、柱になってもらわないといけない投手。宏斗の良いものを出していこうという話」と改めて期待をかけた。
 

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