ソフトバンク柳田悠岐の知られざる広島商時代の逸話「ちょっと足が速いだけの華奢な高校生だった」

[ 2024年2月16日 16:10 ]

2011年1月のソフトバンク新人合同自主トレで、ドラフト1位の山下斐紹(あやつぐ)捕手(習志野)と肩を組む同2位の柳田悠岐外野手(広島経済大)
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 元中日の平田良介氏と高校野球大好き芸人のかみじょうたけしがYouTube「かっ飛BASE! BALL CHANNEL」に出演。ソフトバンク・柳田悠岐外野手(35)の知られざる高校時代の秘話を明かした。

 柳田の高校時代はベールに包まれている。平田氏も「1歳下だけど柳田なんて高校時代聞いたこともなかった」と振り返った無名選手だ。

 かみじょうが広島商を率いた迫田守昭氏から直接聞いた話だ。監督でさえ「1年生のときは柳田なんて存在も知らなかった」と明かしたという。

 2年生になって走らせたら足の速いのがいた。それが柳田だったが、当時は身長1メートル60ちょっと。体重は60キロもない。ただの華奢な高校生だった。

 高2の春に初めて試合に代走で使った。その1球目、盗塁のサインを出すと一発で成功させた。「最初の試合の最初のプレーなんて普通は足が動かない。とんでもない野球感を持っているのかも」と、迫田監督を驚かせた。

 高校時代は通算10数本しか本塁打を残していない。野球で進もうとした大学もすべて落ちた。だが、何か持っていると信じていた迫田氏は「監督、全部ダメだったんで野球辞めます」と報告に来た柳田を引き留め、地元の広島経済大に進ませた。

 4年後ソフトバンクが2位指名する。

 かみじょうは「高校野球の監督って大事。迫田監督がいなかったら今の柳田もいなかった」と感心した。

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