カブス・今永に新たな相棒 “3センチの厚み”でメジャー対策「足裏の伝わり方が違う」

[ 2024年2月16日 18:41 ]

ソールに3センチ厚みを加えたニュースパイクで練習する今永
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 “3センチの厚み”で自らを守る!15日(日本時間16日)にアリゾナ州メサでのキャンプ2日目を迎えたカブス・今永昇太投手は、新たな相棒となるニュー・スパイクで練習に励んだ。

 アップ、キャッチボール、守備練習、全てのメニューで新調したスパイクで行った。前日のブルペン投球でも試着して米国のマウンドでの感触について「足裏の伝わり方が違う。地面反力も少し違いますし、やはり変化はあるなと感じる」と手応えを口にしていた。

 契約するミズノ社の担当者は、日本時代のスパイクとの違いを「ソールに3センチ厚みを加えた。それにより弾力性が増した」と説明した。日本よりも硬い米国のマウンドに対応するため、今永なりの準備と見られる。

 過去、1年目の日本投手は硬いマウンドからの投球が続き、下半身の疲労と戦ってきた。その疲れを軽減するためのニューギア。担当者は「トライ&エラーを重ねて、使用につなげていくと思います」と続けた。今後も改善、変更の余地は残すものの、“投げる哲学者”は3センチの厚みで自らを守るつもりだ。(笹田幸嗣通信員)

 ○…トミー・ホットビー投手コーチは前日の今永のブルペン投球を初めて見守り「速球には特に感心した。彼が持つ豊富な球種と合わせ、それをどのように配備したいのか。話し合っていくのが楽しみだ」と目を輝かせた。今永が通訳を介さずにチームメートと英語でコミュニケーションをとる姿にも感心しており、「調子どう?また明日!」の日本語を今永から教わったことを笑顔で明かした。

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