新生オイシックス キャンプイン 前巨人の三上は社会人時代のライバル吉田と共闘 投手最年長34歳同士

[ 2024年2月2日 05:25 ]

投手陣の中で談笑する三上(左から2人目)
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 今季からイースタン・リーグに参加するオイシックス新潟アルビレックスBCが1日、新潟市のハードオフエコスタジム新潟の室内練習場で春季キャンプをスタートさせた。田中択磨投手(22)を除く総勢43選手が参加。1月30日に新潟入りした前巨人の三上朋也投手(34)も合流し、開幕へ向けて走り出した。

 新生オイシックスがついにシーズンの幕開けに向けて動き出した。まだ今季のユニホームが届かないため、おのおのがそろえたジャージー姿で例年の倍近い総勢43選手が集まり始動。新鮮味あふれる雰囲気の中、投手陣はキャッチボールやノック、野手陣はティー打撃などで初日の練習に打ち込んだ。

 入団が決まってから初めて公の場に姿を見せた前巨人の三上も、はつらつとした表情で体を動かした。「2月1日にキャンプインができてうれしく思う。初めて寒い環境でスタートしたが、思ったより体が動いた」と初日の動きに好感触を示した。

 1月30日に新潟入りするまでは、神奈川を中心に大阪や宮古島でトレーニング。この日は社会人のENEOS時代からのライバルで「頼りにしている」と語るJR東日本―オリックスの吉田とキャッチボールする姿も披露した。ともに34歳で、投手陣では最年長。三上は「経験も一応してきた。いい意味で引っ張っていけるように」と2人で投手陣をけん引する決意を強調。吉田も「まさか10年たって同じチームになれるとは思わなかった」と共闘への喜びを口にした。

 今オフに巨人を戦力外となった後に新潟からオファーがあり「野球を純粋にやりたかった。コミュニケーションを取る中で、自分も一緒にやりたいなと思った」と入団を決断。初めての雪国での生活に苦労もあるが「ポジティブに捉えて経験したい」と受け入れる。

 目標はもちろんNPBへの復帰。「投げることが仕事なので、一つでも勝ちにつながる、流れを持ってこられるピッチングがしたい」と開幕へ向けて意気込んだ。

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