ソフトB東浜 開幕ローテ入りへブルペン一番乗り 昨季の「悔しさ晴らしたい」監督も見守る中、36球熱投

[ 2024年2月2日 05:00 ]

ブルペンで投げ込むソフトバンク・東浜  (撮影・成瀬 徹)      
Photo By スポニチ

 雪辱のシーズンに向け、キャンプ初日から姿勢を示した。ソフトバンク・東浜がブルペン一番乗り。捕手を座らせて36球を投げた。

 「気持ち新たにユニホームを着て悔しさを晴らしたいと。競争に勝つため、しっかりしたものを見せようと」

 A組の11投手が投球練習を行った中、ブルペンに熱気を吹き込んだのは12年目にかける右腕だった。「カーブも投げたし、フォームもチェックしながらでしたね」。小久保監督、倉野投手コーチ兼ヘッドコーディネーターが熱投を見守った。

 首脳陣は先発候補を1日のブルペンからアピールが必要と通達した投手、紅白戦など実戦の結果で示すようにと伝えた投手に分けていた。経験十分な東浜は後者だったが、今季に懸ける思いが出た。

 「競争に勝つための土台づくりから。しっかりとしたものを見せないといけないので」

 昨季は17試合で6勝7敗。15年以来8年ぶりの負け越しだった。小久保監督は「名前を出すとプレッシャーになるかもやけど、彼と石川がやらないと、というのがある。その思いが出たんでしょうね」と気概を感じ取っていた。現段階で有原、和田の開幕ローテーションは当確。残り4枠入りへ「勝ち取っていけるように準備をしたい」と最初から仕掛けた。(井上 満夫)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月2日のニュース