オリックス・山崎　髪型&背番号一新で誓ったフル回転　被災した故郷も元気づける活躍を

室内でノックを受けるオリックス・山崎（撮影・井垣　忠夫）
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　オリックス・山崎は新ヘアスタイル＆新背番号で、今季のフル回転を誓った。2日のキャンプインを前にした宮崎・SOKKENスタジアムでの自主練習では、短い金髪にバンダナ姿で登場。「適当です。思い立ったらやっちゃうので。もしかしたらまた真っ黒になってるかもしれないし、めっちゃ伸ばしたりするかも」とニヤリと笑った。

　今季から新たに背負う「21」は、19年の右肘じん帯再建手術（通称トミー・ジョン手術）から復帰を目指す際に参考にしたビューラー（ドジャース）の番号。「球とか投球フォームとか、もの凄く好き。ちょっと投げ方も勉強して、まねするところはしていた。いつかつけたいと思っていたので、うれしい」。憧れの投手と同じ番号で目指すのは中継ぎの柱として1軍完走だ。

　昨季は53試合に登板して1勝1敗9セーブ、27ホールドで防御率2・08の好成績。「今のところ状態はいい。ケガしない体を目指してずっとやってきたので、うまくいけばいい」と4連覇への貢献を誓った。（阪井　日向）

　○…石川県加賀市出身の山崎は、実家で被災した能登半島地震から1カ月が経過し「新年一発目で凄く大変な思いをした。凄く悲しくなりました」と改めて当時を振り返った。「何とか力になれたらいいなと思っている」と故郷への募金活動を始める予定で、「僕ができることはいいプレーをして、元気を与えられれば。変わらず結果を出していければいいかなと思います」と力を込めた。