オリックス・山本「凄く自分の成長を感じる」　3年連続で4冠　CSファイナルSへ意気込み新た

「4冠ポーズ」を決める山本
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　オリックスの山本は3年連続で最優秀防御率、勝率第1位投手、最多勝利、最多奪三振の4冠を獲得した。最多奪三振は14～18年の楽天・則本の5年連続以来となる4年連続の戴冠。3年連続4冠は昨年、自身がマークした2年連続を更新する新記録となった。

　「一年通して、しっかり投げられた。それがいい結果につながってうれしい。続けて活躍することは難しいこと。3年連続で1位で終わることができて、凄く自分の成長を感じる」

　今年は左足を高く上げずにクイックのようにスライドさせて投げる新フォームで臨み、3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）では侍ジャパンの世界一に貢献。レギュラーシーズンでは春先こそ黒星が先行したが、徐々に調子を上げ、勝負どころの8月から9月にかけて31イニング自責点なしを記録した。9月9日のロッテ戦では戦後初となる2年連続の無安打無得点試合も達成。大活躍でチームをリーグ3連覇に導いた。

　「良くない試合も何試合かあったが、1年通してしっかりチームに貢献することはできたと思う。チームも3連覇できたので、それが一番うれしい」

　進化し続けるエースが次に狙いを定めるのはチームの日本一連覇だ。18日からのCSファイナルSでは初戦の先発が濃厚だ。「たぶん18日だと思うが、しっかりバチッと体調を合わせたい。僕が調子を整えて何とか（最初の）1試合を取れるように頑張りたい」。きょう11日には紅白戦に登板予定で「いい登板にしてベストの状態でCSを迎えられるようにしたい」と意気込んだ。　（中澤　智晴）