【甲子園】沖縄尚学・比嘉監督 満塁ピンチしのいだ東恩納に「味方のミスを取り消すのがエース」

[ 2023年8月11日 10:58 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会第6日2回戦   沖縄尚学3-0いなべ総合 ( 2023年8月11日    甲子園 )

<沖縄尚学・いなべ総合> 沖縄尚学・比嘉監督 (撮影・須田 麻祐子) 
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 大会6日目の第1試合は2年ぶり10回目の出場となった沖縄尚学(沖縄)が、7年ぶり3度目の出場となったいなべ総合(三重)に快勝。前回出場した2021年に続く初戦突破となった。

 沖縄大会で決勝の日本ウェルネス戦で完封勝利するなど、計31回1/3を投げ、無失点と防御率0・00を誇ったエース・東恩納蒼(3年)が完封勝利。6回に連打と野選で1死満塁のピンチを背負ったが、相手5番、6番を二者連続空振り三振に打ち取り、本塁だけは踏ませなかった。

 打線も2回に2死満塁の好機をつくると、9番・大城和平(3年)への押し出し死球で先制。1番・知花慎之助(3年)にも2点二塁打が飛び出し、3点を奪った。

 試合後、比嘉公也監督は「序盤は死球でラッキーな形で先制して、知花のタイムリーも大きかったが、中盤以降どうしても点が取れなかったのは反省かなと思います」と試合運びを反省。東恩納については「追い込んでからのスライダーなりストレートで三振取る良い場面もありましたけど、追い込んでから簡単にヒットを打たれる。良いところも悪いところもあって抑えるのはさすがエース」と評価し、6回のピンチの場面も「セカンドが判断を誤って嫌な流れではあったんですけど、味方のミスを取り消すのがエースと本人も意識している。抑えたのは立派」と称えた。

 台風6号の影響で甲子園入りが遅れたものの投打がかみ合っての初戦突破となり「台風で練習できない期間もあることはあったんですけど、なるようにしかならないですし、後半に配慮していただいたことに感謝して1球1球プレーしていこうと。入ってきた時はバタバタしてましたが、日が経ってからは落ちついていました」と語った。

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