【甲子園】文星芸大付「早とちり」はDNA? 黒崎、ドラフトで早まったOB真中満氏に「近づけて嬉しい」

[ 2023年8月11日 19:36 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会 2回戦   文星芸大付9-7宮崎学園 ( 2023年8月11日    甲子園 )

<宮崎学園・文星芸大付>9回、宮崎学園・斎藤崚を三振にとりガッツポーズする文星芸大付・黒崎(撮影・岸 良祐)
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 大会第6日目第4試合が行われ、16年ぶり11度目出場の文星芸大付(栃木)が初出場の宮崎学園を逆転の9-7で下し、16年ぶりとなる甲子園白星を挙げた。

 ネット上では、三振を奪うたびにガッツポーズする捕手・黒崎が注目の的に。この日も3投手を懸命にリードした。

 黒崎といえば、栃木大会決勝・作新学院戦で「まさかのフライング」が大きな話題を呼んだ。

 1点リードの9回2死二塁、内角に直球がズバリと決まって「ストライクだ!」と、三振だと勘違い。観客も含めて球場の中で一人だけ喜ぶ早とちりで、審判のコールの前にガッツポーズでマウンドへ駆けだした。判定はボール。球審に「早まるな」と注意される赤っ恥をかき、結局同点中前打を許した。それでも直後、自らのバットでサヨナラ弾を放って汚名を返上した。

 それ以来、好きな言葉は「早まるな」になった。「決勝でフライングガッツポーズをして審判さんに早まるなと。早まったら…と、いつでも冷静に、と学んだ。審判さんに感謝しています。今日も三振取っても、主審のコールを聞いてからガッツポーズしました。そこの冷静さは、決勝の教訓として」と反省を生かした

 栃木大会決勝でフライングした際は同じ捕手出身の高根沢力監督からは「バカタレ」と呆れられたといい、「みんなからいじられますし…でも自分のサヨナラ本塁打で決められたのは良かったです」と頭をかいた。

 同校OB・真中満氏はヤクルト監督時代の2015年ドラフトで、くじ引きで早まってガッツポーズする珍事件を起こしたが、そのことを聞かれると「ニュースで古田(敦也)さんが言っていた。DNAと言われ、真中さんに近づけて嬉しい部分はあります」と答え、爆笑をさそっていた。

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