【バッテリー賞】オリックス・若月 副賞の乾電池「親戚中に配りたい」FA加入・森には対抗心

[ 2022年12月8日 05:00 ]

「2022年度プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」表彰式

<2022プロ野球最優秀バッテリー賞・表彰式>副賞を手に笑顔のオリックス若月、阪神・青柳、阪神・梅野(右から)(撮影・白鳥 佳樹)
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 オリックス・若月は盗塁阻止率・442の強肩と巧みな配球で「弟のような存在」という山本を支え、「2年連続ということで本当にうれしく思います。来年もこの賞を受賞できるように頑張りたい」と力強かった。

 5月3日のソフトバンク戦では山本が6回途中、自己ワーストの7失点KO。以降5試合で伏見に女房役を譲った。「あの試合が悔しかった。責任を感じた試合でした」。6月18日の西武戦で1カ月半ぶりに再結成。「コミュニケーションを取りながらやった結果、素晴らしい形で終われた」とノーヒットノーランを達成した。首脳陣からの信頼を取り戻し、以降はリーグ戦14試合中13試合でバッテリーを組んで逆転優勝へ導いた。

 今オフは西武から同学年の捕手・森がFA加入。花咲徳栄時代の13年のU18日本代表では宿舎で同部屋にもなった仲で「素晴らしい選手というのは一番分かっているつもり。高い壁になると思いますけど、自分らしく頑張っていきたい」と定位置争いへ燃える。

 3年連続受賞なら西武・伊東(本紙評論家)、ダイエー(現ソフトバンク)・城島、巨人・阿部と並ぶ最長記録。副賞として一般社団法人電池工業会から乾電池320本を贈られ、「まだ去年の電池が200本ほど残っている。親戚中に配りたい」と笑った。 (柳内 遼平)

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2022年12月8日のニュース