侍ジャパン・栗山監督 大谷&ダルにフル参戦打診 WBC優勝した06&09年の早期合流倣う

[ 2022年12月8日 05:00 ]

WBCメディアデーで会見する栗山監督(撮影・笹田幸嗣通信員)
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 侍ジャパンの栗山英樹監督が6日(日本時間7日)、ウインターミーティングの会場を訪れ、来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた記者会見に出席。同大会への出場意思を表明したエンゼルスの大谷、パドレスのダルビッシュに「フル参戦」を打診していることを明かした。

 「(WBCの)ルールが許されるならば、2月の宮崎での強化合宿が始まった時に合流してほしいという思いは発信している」

 メジャー組の合流時期はWBCのルールが明確に定まっていないこともあり未定。だが、2月17~27日の宮崎合宿に合流できれば、チームの一体感がより高まり、コミュニケーションも深まって情報交換も進む。いずれも優勝した06、09年大会では当時マリナーズのイチローが宮崎合宿から合流していた。

 指揮官は5日にダルビッシュと会食。「(以前から)一生に1回でいいからダルビッシュとメンバー表に書かせてくれ、と伝えていた」と明かした。ダルビッシュも意気に感じている。配信サイト「note」に「出場するなら日本ラウンドからいないと気持ち悪い部分もありましたので、そこを前提として考えていました」とつづり、米国で行われる準決勝からではなく、東京ドームで始まる1次ラウンドから参戦する意向を示した。

 指揮官は日本ハム監督時代の教え子である大谷にも言及し「基本的に両方できないかなというのがベースにある」と投打二刀流で起用する構想を改めて説明。投手起用でも「先発の可能性も、抑えの可能性も考えている」と含みを持たせ、あらゆる可能性を探る。(笹田幸嗣通信員)

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2022年12月8日のニュース