吉田正尚との契約は合理的判断 ボストン地元記者「獲得を狙ったこと自体は驚きではない」

[ 2022年12月8日 10:32 ]

オリックス・吉田正
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 ポスティングシステムを通じてオリックスからメジャー入りを希望していた吉田正尚外野手(29)が7日(日本時間8日)、レッドソックスと5年総額9000万ドル(約123億円)で合意した。

 大型契約を受け、ボストン・グローブのアレックス・スピアー記者が本紙の取材に答え「この補強策はレッドソックスにとってとても理にかなう」と評価した。MLBから6日にポスティング公示され、わずか1日での決着。このタイミングでの合意には同記者も驚かされたというが、昨季地区最下位に終わったレッドソックスが吉田の獲得を狙ったこと自体は驚きではないという。「昨季、レッドソックスは1番打者がまったく生産的ではなかったが、吉田は出塁のスキルに恵まれていて、全方向に打球を飛ばせるパワーもある。反対方向に打球を飛ばせる左打者はフェンウェイパークでは特別な貢献を果たせる」と説明した。

 吉田の力量を高く評価し、「吉田はこのオフシーズン、最高級の選手。遊撃手(のスター選手たち)、アーロン・ジャッジを除けば、マーケットでもトップの才能だ」と断言。吉田は来季、伝統のフェンウェイパークで「リードオフマンで左翼を守るのだろう」と予想していた。(杉浦大介通信員)

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