【バッテリー賞】阪神・梅野 城島氏の金言“黒星を白星に変えるのは正捕手”を胸にさらなる飛躍誓う

[ 2022年12月8日 05:15 ]

「2022年度プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」表彰式

<2022プロ野球最優秀バッテリー賞・表彰式>副賞のイエローハットをかぶる阪神・梅野(撮影・白鳥 佳樹)
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 阪神・梅野は「城島イズム」を胸にさらなる成長を誓った。9年目で念願の最優秀バッテリー賞初受賞。阪神捕手の先輩で、ダイエー(現ソフトバンク)時代に5度同賞に輝いた城島健司氏のような投手陣を引っ張る不動の正捕手を志した。

 「城島さんの言葉で“黒星を白星に変えるのは正捕手だ”と言っていた。負けた試合をどう生かすか。同じ捕手と組んで(その後)どうしていくかと考えるので。そういう言葉を大事に、負けた時に次の試合で白星を取る、そういうことを大事にしていきたい」

 福岡出身で、ダイエー最強捕手だった城島氏は憧れのヒーロー。同氏は12年引退で、13年ドラフト4位入団の梅野は一緒にプレーすることはなかったものの、オフに食事をともにし、助言をもらう機会は何度もあった。

 来年6月で32歳を迎え、投手陣の大半は年下。自分が引っ張る自覚はもちろんある。今季は坂本と併用の形だったが、岡田新監督は「正捕手・梅野」を基本線とすることを明言。同じ投手と連続して組む時に城島氏の金言が響く。

 「勝つだけでずっと喜んでいられるシーズンは少ないと思う。打たれた時とか、勝ち負けが付かなかったような試合を勝ち星に変えられるシーズンにしていきたい」

 青柳とつかんだうれしい勲章。たとえ相棒が代わっても、獲り続ける意気込みだ。(山添 晴治)

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2022年12月8日のニュース