落合博満氏“プロデュースした温泉”で過ごした現役時代のシーズンオフ「町の人と仲良くなって」

[ 2022年12月2日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が2日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。現役時代のシーズンオフの過ごし方について語った。

 プロ野球選手のシーズンオフの過ごし方はあまり報じられることがなく、ファンにとっては興味深い。特に落合氏のような超一流選手はどのように過ごしているのか。

 落合氏は「シーズンオフ20年あったからね。最初の頃はサイン会に歩いてた」と球団や用具メーカー主導のものではなく、企画会社主導で「全国を渡り歩いていた」という。「あと、後半は温泉だよな」と回顧。信子夫人が講演の仕事で縁ができた静岡県川根の町営温泉に招かれて家族でゆっくり過ごすのが定番だったと笑顔で振り返った。

 川根の温泉は大自然に囲まれ、お茶もおいしく、源泉かけ流しの温泉だったと信子夫人が説明。ログハウスが増設されるほど広大な敷地だったらしく、落合氏がある日「これだけ敷地広いんだから、露天風呂作りゃあいいじゃねえか」と“オレ流提案”をすると、すぐに町長が動き実現したと驚きの事実を語った。

 「落合さん、ちょっとアドバイスください」ということで、その露天風呂の深さや、場所、部屋からのレイアウトなどをプロデュース。巨人か日本ハム在籍時のオフのことだとし、「町の人と仲良くなって」自宅に温泉の湯を運んでくれるなど、信子夫人の縁で生まれた町の人たちとの温かい交流を明かしほほ笑んだ。

 川根の“秘湯”で体を休めて次のシーズンへの英気を養ったことが、45歳シーズンまで記録を積み上げた落合氏の心身を支えていたことは間違いない。

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