ヤクルト　ルーキー丸山和が契約更改「少しアップです」V決定試合でサヨナラ打

初の契約更改交渉を終えたヤクルト・丸山和は来季の目標に「日本一」と記した
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　ヤクルトの丸山和郁外野手（23）が2日、東京・港区の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。金額こそ明かさなかったが「少しアップです」とうれしそうに語った。

　初めての更改交渉では球団側に来季への抱負などを明かしたという。「1年目は1軍でも2軍でもケガなくシーズンを戦い抜けたことが自分の中では一番良かった」。

　71試合に出場し、打率・233、1本塁打、9打点の成績を残した。特にVマジック2で迎えた9月25日のDeNA戦では0―0の9回1死二塁から左中間へ適時二塁打。ルーキーのサヨナラ打による優勝決定は史上初という快挙だった。「これから一生残るシーンだったかな」。勢いに乗り、日本シリーズも戦い抜いた。

　ただ満足はしていない。「日本一をあと2勝で逃がし、悔しい思いをした。（高津）監督を初め、石川さん、青木さんが涙を流していた。来年はこの悔しさを晴らして、日本一を獲れれば…」。個人的な目標とて、打率3割とレギュラー奪取を掲げた。