ヤクルト完敗…村上は118日ぶり6度目の併殺打など“沈黙” 優勝マジック最短点灯9日に延びる

[ 2022年9月7日 21:10 ]

セ・リーグ   ヤクルト1ー9阪神 ( 2022年9月7日    甲子園 )

<神・ヤ>7回無死一塁、二併殺打に倒れた村上(右)(撮影・平嶋 理子)
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 首位ヤクルトは7日の阪神戦(甲子園)に1―9で敗戦。先発の高梨裕稔投手(31)が3回1/3を3安打5四球6失点で7敗目。史上最年少3冠王へ注目の村上宗隆内野手(22)は5月12日中日戦(神宮)以来となる今季6度目の併殺打を記録するなど、10試合ぶりの無安打に終わった。なお、優勝マジック最短点灯は9日に延びた。

 先発の高梨は3回まで無安打と好投するも、制球難から4回に崩れ6失点。大山、マルテに連打され、佐藤輝には四球を与え無死満塁のピンチ。続く木浪にも押し出しとなる四球で先制を許すと、梅野には左前2点適時打を浴びた。さらに1死二、三塁から中野に四球を与え再び満塁としたところで途中降板。

 2番手の今野は島田を遊飛に打ち取るも、近本には走者一掃となる3点適時三塁打を打たれてしまい、大きくリードを奪われた。高梨は3回1/3を87球、打者19人に対し被安打3、奪三振5、与四球5の6失点という内容。前回の巨人戦(1回2/3を5安打4失点)と同様に序盤でマウンドを去ることになった。

 打線は6回、塩見が左前適時打で1点を返すも反撃はここまで。前夜に史上8人目の52号本塁打を放った注目の4番・村上も3打数無安打に終わるなど、この日は阪神先発・伊藤将の前に沈黙。7回の第3打席には無死一塁から二ゴロ併殺打に倒れる珍しい場面も。村上の併殺打は5月12日中日戦以来、実に118日ぶりで今季6度目の出来事だった。

 これで村上は連続試合安打が「9」でストップ。今季最長だった連続試合出塁も「30」で止まり、打率は前日から2厘落とし.339。史上最年少3冠王獲得へ“カギ”を握る打率はリーグトップのままだが2位・大島(中日)は4打数2安打で.326と伸ばしたため、その差は1分3厘に縮まった。

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