堀内恒夫さん 4カ月ぶり2敗目の大勢かばう イニングまたぎは「大変なんだ」「球数なんて関係ない」

[ 2022年9月7日 14:56 ]

堀内恒夫氏
Photo By スポニチ

 元巨人監督で野球評論家の堀内恒夫さん(74)が7日、自身のブログを更新。前日6日のDeNA戦(東京D)で4カ月ぶりとなるプロ2敗目を喫した巨人のドラフト1位守護神、大勢(本名:翁田大勢)投手(23=関西国際大)をかばった。

 9回5安打1失点と力投したエース菅野の後を受け、大勢は1―1で迎えた延長10回に2番手として登板。わずか6球でこの回を3者凡退に仕留めた。その裏、味方打線が1死満塁と絶好のサヨナラ機を築きながら北村、大城が倒れて無得点に終わると、大勢は直後の11回も続投。プロ初のイニングまたぎで、1死から佐野に真ん中付近へ入った153キロを左中間スタンドへ叩き込まれ、これが決勝点となった。

 佐野に被弾したボールについて「あれは大勢の失投ですよ」とした上で「でもね、皆さんに知ってもらいたいのはリリーフにおける『回跨ぎ』って大変なんだ、ということ」と堀内さん。

 リリーフも経験した自身の体験から「『1回で終わり』体がそう覚えている。だからこそ、任された1回を全力で投げるわけさ。球数なんて関係ないんだ。3球で終わろうが10球で終わろうが1回は1回」「それに全てをかけるわけさ。それが終わってベンチに戻るでしょ。1度休んじゃうとね、その間に気持ちがスーッと抜けるというかなえてくるっていうのかな。その抜けた状態でまた投げるっていうのは大変なことなのよ」とつづった。

 大勢は8月26日の広島戦(マツダ)で史上4人目となる新人30セーブを達成。9月4日の阪神戦(甲子園)で今季31セーブ目を挙げ、1990年与田剛(中日)が残した新人歴代3位記録に並んだ。大勢に黒星が付くのは5月8日のヤクルト戦(東京D)で山崎に2点適時打されてプロ初黒星を喫して以来4カ月ぶりで、通算2敗目。これで1勝2敗8ホールド31セーブとなった。

続きを表示

2022年9月7日のニュース